【心理学】選択的盲目とは?仕組みと活用例
私たちは日常生活の中で、すべての情報を平等に見れているわけではありません
むしろ、「重要だと思った情報だけを能動的に拾い、それ以外を無意識に遮断する」ということが頻繁に起こっています
この現象は「選択的盲目」と呼ばれ、マーケティングやマジックにも活用されています
この記事では、
・選択的盲目とは何か
・なぜ起こるのか
・マーケティングでどう使われているのか
・商品の並べ方を決める仕事「マーチャンダイザー」とは
を具体例を用いて解説していきます
選択的盲目とは
まずはこのイラストを見てください

この中から将棋の1つ駒を選んで覚えておいてください
覚えましたか?
それではこのうちの1つの駒を消して新しい駒の画像を出しますが、
あなたの選んだ駒を消します
では、いきます!

選んでいた駒は消えましたか?
勘の良い人は気づいたかもしれませんが、
実はこれ最初の5つの駒と後の4つの駒はすべてが変わっているんです
このような注意を向けている対象以外の情報が、視界に入っていても認識されなくなるのが「選択的盲目」です
人間の脳は情報を処理できる量に限界があり、重要だと判断したものに脳の処理を優先するという性質があります
そのため、脳は無意識に
「これは重要」
「これは今はいらない」
というフィルターをかけて情報を取捨選択していて、
このフィルターが働いた結果が、選択的盲目です
マーケティング戦略の例
マーケティングの世界で選択的盲目は意図的に利用されています
選んでいるつもりが選ばされているかもしれません
①目立たせたい情報を一点集中で強調する
例えば、
値引き価格だけを赤字・大文字で表示して本体価格はぼったくりや、
「期間限定」・「今だけ」を強調してお得かのように見せる
など
②視線誘導による情報の遮断
例えば、
商品写真欄の中央に、利益の高い売りたい商品を配置する
利益の低い商品は商品情報をシンプルに表示する
など

マーチャンダイザーって?
みなさんは「マーチャンダイザー」という仕事を知っていますか?
彼らの仕事は「お客さんに見せたいものだけを見せる環境を作る」ことです
つまり、
・棚の高さ
・商品の並び順
・配色や文字
これら全てを使って商品の魅せ方を設計することが仕事です
優れたマーチャンダイジングほど、消費者は「自分で選んだ」と選択的盲目を起こし、実際には選ばされている状態になります
まとめ
選択的盲目とは、
「重要だと思った情報だけを能動的に拾い、それ以外を無意識に遮断する」ことを言い
私たちが情報過多の世界を生きるための防衛反応でもあると同時に、
マーケティングで強力に利用される心理特性でもある
重要なのは、
「自分はいま何に注意を向けさせられているのか」「見えていない情報は何か」考えることです
選択的盲目を知っているだけで情報の受け取り方は確実に変わります
みなさんも選ばされた情報ではなく、自分で選んだ情報を使って生きていきましょう!
それでは、また明日~!


